2026.07.20 企業ユニフォーム
「作って終わり」にしない。導入6ステップとその後のこと
ユニフォームは完成して納品されたら終わり、ではありません。導入までの6つのステップと、納品後のメンテナンス・追加発注・廃番リスクへの向き合い方まで見据えることが、長く使えるユニフォームづくりの鍵になります。導入プロセス全体を解説します。
目次
ユニフォーム導入は、6つのステップで進みます
ユニフォームの新調やリニューアルは、単に「デザインを決めて発注する」だけでは終わりません。現場の実情に合った1着に仕上げるまでには、いくつかの工程を踏む必要があります。ここでは私たちが実際にご案内している導入の流れを、6つのステップに沿って紹介します。
ステップ1:ヒアリング
最初のステップでは、現場の不満や困りごと、企業として目指したい将来のビジョン、遵守すべき安全基準の3点を軸にお伺いします。現場の不満を伺うのは、実際に着用する人が日々どこに不便を感じているかを把握しなければ、機能面の改善につながらないためです。将来のビジョンをお聞きするのは、ユニフォームが単なる作業着ではなく、採用活動や社外からの見え方にも影響する要素だからです。そして安全基準は業種によって遵守すべき内容が異なるため、後の工程で仕様を作り直すことがないよう、最初の段階でしっかり確認しておく必要があります。この最初のヒアリングが、その後のすべての設計の土台になります。
ステップ2:コンセプト・素材提案
ヒアリングの内容をもとに、最新の素材工学に基づいた専用のコンセプト画と、最適な生地をご提案します。デザインの方向性と機能面の骨格が、この段階でおおまかに固まります。安全基準や現場の動作に合わせて、候補となる素材を複数比較しながら絞り込んでいきます。
ステップ3:サンプル制作・試着
提案がまとまったら、実際にサンプルを制作し、検討をしていただきます。ここで大切なのは、会議室での試着だけで判断しないことです。実際の作業動作の中でこそ、ポケットの位置が動きの邪魔になっていないか、ストレッチ性が十分か、屈伸やしゃがみ込みの際に生地が突っ張らないかといった問題が初めて見えてきます。現場での作業を想定しながら検討してもらうことで見つかった気づきをもとに、ポケットの位置やストレッチ性などを細かくブラッシュアップしていきます。
ステップ4:最終仕様確定・サイズ集計
デザインと機能が固まったら、最終仕様を確定し、サイズ集計に進みます。組織の規模が大きくなるほど、一人ひとりの体型に合ったサイズを効率よく、かつ正確に把握することは簡単ではありません。人数が増えるほど、サイズの聞き取りや採寸のばらつきが生じやすくなるためです。私たちは採寸用サンプルの用意や「スマート採寸」という仕組みを用いることで、大規模な組織であっても効率的かつ高精度にサイズを決定できる体制を整えています。
ステップ5:国内外契約工場での縫製
仕様とサイズが確定したら、菅公学生服グループの生産体制のもと、国内外の契約工場での縫製にはいります。ここでは万全な管理体制のもと、一着ごとに手をかけてしたてる体制をとることで、縫製の品質を安定させ、細部の仕上がりにもこだわることができます。
ステップ6:納品・アフターフォロー
納品後も、地元札幌の拠点が迅速にサポートします。追加発注やお直し、将来のアップグレードにも対応できる体制です。ここで終わりではなく、ここからがユニフォームを使い続けるための本当のスタートになります。
この6つのステップ全体にかかる期間は、ベースとなる既製品への二次加工であれば最短2週間程度から、一からデザインする完全オリジナル制作であれば4ヶ月〜1年程度が目安になります。導入を検討する際は、いつまでに揃えたいかというスケジュールも踏まえて、どちらの作り方を選ぶかをあわせて検討することをおすすめしています。
「作って終わり」にしないという考え方
ユニフォームは、納品された瞬間がゴールではなく、そこから現場で使われ続けることで初めて価値が生まれます。私たちは、地元札幌の自社メンテナンス拠点による1点単位の迅速な修理やサイズ直しに対応しており、「作って終わり」にしないことを大切にしています。ボタンひとつ、裾の数センチの手直しといった小さな困りごとにも応じられる体制を整えています。
追加発注のしやすさ、という見落とされがちな価値
ユニフォームの導入で意外と見落とされがちなのが、導入後の「追加発注のしやすさ」です。急な入用で1着だけ必要になった、新しいスタッフが入社した、といった場面は珍しくありません。私たちは小ロットからの迅速対応を行っており、こうした小さなニーズにも柔軟にお応えしています。
廃番リスクとどう向き合うか
既製品ベースのユニフォームでは、メーカーの都合による突然の廃番によって、同じ仕様のものが手に入らなくなるリスクがあります。私たちが仕様を自社で管理する体制をとっているのは、こうした廃番リスクに左右されにくくするためです。仕様を自社で把握しているからこそ、必要なときに必要な分だけ追加発注しやすい体制を維持できます。
役目を終えたユニフォームのゆくえ
長く着用したユニフォームも、いずれは役目を終えるときが来ます。私たちは「カンコー・エコサイクル」として、役割を終えたユニフォームを回収しリサイクルする取り組みを行っています。着なくなったユニフォームをそのまま廃棄するのではなく、資源として次の形につなげていくという考え方です。導入時の設計から、日々の着用、そして役目を終えた後の資源化まで、ユニフォームが企業の中でどのように循環していくのかを見据えたご提案を心がけています。
導入前の設計段階から、納品後のメンテナンス・追加発注・廃番対策まで、私たちはユニフォームのライフサイクル全体をサポートしています。導入をご検討の際は、まず無料相談窓口からお問い合わせください。

WRITER
北海道菅公学生服 ユニフォームストーリー編集部
「ユニフォームストーリー」は、北海道で制服とユニフォームをつくる私たちが、現場で見聞きしたことを綴る場所です。学校の制服のこと、働く現場のユニフォームのこと、そして北海道ならではの工夫のこと。学生ユニフォーム事業課と企業ユニフォーム事業課のスタッフが、かわるがわるお届けします。